祝☆映画館解禁～心のデトックス、天気の子編～

あ～～～～～～！！！！映画館で観る映画はやっぱり最高だな～～～～～！！！！！！！！（クソデカ絶叫

映画館が解禁されたので喜び勇んで「天気の子」を観にいきました。「君の名は」は観たけれども、天気の子はなんだかんだで観れずじまいで、でも観るなら絶対映画館がよくて……ハイ！も～最高ですね。もう、暴力的なまでの映像美の数々。言葉をいくら尽くしても、人の心の中に再現できない「光景」を、新海作品は如実にスクリーンの上に描き出してくれるのでした。映像の力ってスゲ～！　3回くらい泣いた。

 『世界なんか、狂ったままでいい。だって元々、狂ってるんだから』

世界よ、これが清く正しいボーイミーツガールだ！

僕と君で完結する物語。君の為なら、世界なんてどうでもいい。名前も知らない多数の人間なんてどうでもいい。ただ君にもう一度会いたい。君のいる世界がいい。その自分勝手な願いのせいで、どれだけ人の迷惑になろうが、世界が狂おうが、どうだっていいんだ。『どうなってもいいんだ！』僕は君と、ただ、この世界で生きていたいんだ！

ここまで真っ当な、物語として成長というものを度外視した青春オブ青春な剛速球セカイ系ボーイミーツガールを、この時代にド直球に投げてくる？？？？？いいや、新海誠ならできるんです！！！は～～最高じゃん！これは自分の願い、エゴの物語、世界を売った男、世間への、社会への、復讐物語なんだよ、これは！（急に血なまぐさい表現を使うな）

青い春。これは青春の物語だ。

だから物語の最後を締めくくるのは、手垢のついた誰かの言葉をなぞる言い訳や、世間への弁明ではなく、お互いの名前、そしてお互いの祈りなんだ………物語は、ただ、それだけの祈りでいいんだ……。

はぁはぁ、新海誠監督、大衆向けに迎合した顔しつつもあらゆる手段で自分の性癖を超絶おいしく調理して食わしてくる、そんな映画監督が大好きだ……そしてRADWIMPSのつくるサウンド、歌詞、すべてをとって、ベストマッチングサービス100点満点なんだよなぁ……なんてきれいな……魂で感じろ……。

あ～～～～～あとさぁ！　君の名はでも思ったけど、今回も「龍」と「神」、「水」という日本人の心を深くくすぐるワードが散見してて、なんだよもう…大好きなんだよ！　日本の伝統的なことを織り込みつつ「物語」を「神話」にしちゃう作り手が大好きなんだよな～～～～！！！！そこんところが、やばいくらいに上手い。並の人間に出来る事じゃない。何者？　新海誠……。

あとさ～～～やっぱ川村元気はすごいよな…………宝島以来の新恐竜もめっちゃくちゃ楽しみだ！！　映画館で観る映画はやっぱいいものだなぁ。ありがとう…映画館…。